雇用保険被保険者証の見方と再交付
退職時にやり取りする雇用保険関係の書類は3つあり、混同されがちです。被保険者証・離職票・受給資格者証は、 それぞれ役割も渡す相手も違います。まずそこを分けて押さえてください。
このページは雇用保険の具体的な手続きと基本手当について(ハローワークインターネットサービス)に基づいています。
3つの書類の違い
| 書類 | いつ手元に来るか | 主な提出先 |
|---|---|---|
| 雇用保険被保険者証 | 入社時(会社が預かっていることが多い) | 転職先 |
| 離職票(-1、-2) | 退職後およそ2週間 | ハローワーク |
| 雇用保険受給資格者証 | 雇用保険説明会 | ハローワーク(認定日ごと) |
被保険者証は転職先に出すもの、離職票はハローワークに出すものです。 まとめて渡してしまわないよう注意してください。
記載されているのは被保険者番号
もっとも重要なのが被保険者番号です。 この番号は転職しても変わりません。 同じ番号を引き継いで使い続けます。
番号が引き継がれることで、一定の条件のもとで前後の被保険者期間が通算されます。 いまの会社の勤続が短くても、前職の期間と合わせれば 失業保険の受給要件を満たすことがあるのはこのためです。
通算の考え方は雇用保険被保険者番号の引き継ぎに、要件は勤続1年未満で辞めると失業保険はどうなるかにまとめています。
退職時に返してもらう
入社時に会社へ預けたまま、在職中は会社が保管していることが多くあります。退職時に返してもらってください。返却されないまま転職すると、転職先での手続きで番号がわからず手間が増えます。
受け取る書類の一覧と期限は退職時に会社から受け取る書類と期限にまとめています。
なくしたときの再交付
ハローワークで再交付の手続きがあります。本人確認書類を持参してください。 勤務先を通じて手続きすることもできます。
なお、被保険者番号そのものは離職票や受給資格者証にも記載されています。 それらが手元にあれば、番号だけは確認できます。 急いで番号が必要な場合は、そちらを見るほうが早いことがあります。
転職先に出すときの注意
- ・被保険者証と源泉徴収票は転職先に提出します
- ・離職票は失業保険を受けるときにハローワークへ出すもので、転職先には出しません
- ・転職先が決まっていても離職票はもらっておくほうが安全です
理由は転職先が決まっていても離職票は必要?にまとめています。入社が取り消しになった場合などに必要になります。
よくある質問
雇用保険被保険者証と離職票は違うものですか?
違います。雇用保険被保険者証は雇用保険に加入していることを示す証で、被保険者番号が記載されています。離職票は退職後に交付され、失業保険の受給手続きに使う書類です。被保険者証は主に転職先に提出するもの、離職票は主にハローワークに提出するものと考えると整理しやすくなります。
被保険者番号は転職すると変わりますか?
変わりません。同じ番号を引き継いで使います。この番号があることで、一定の条件のもとで前後の被保険者期間が通算されます。勤続期間が短くても、前職の期間と合わせれば失業保険の受給要件を満たすことがあるのはこのためです。
会社が持っている場合はどうしますか?
入社時に会社へ預けたまま在職中は保管されていることが多くあります。退職時に返してもらってください。返却されなかった場合、転職先での手続きや自分でハローワークに行くときに番号がわからず手間が増えます。退職時に受け取る書類の一覧に入れて確認するのが確実です。
なくした場合は再交付できますか?
できます。ハローワークで再交付の手続きがあります。本人確認書類を持参してください。勤務先を通じて手続きすることもできます。なお被保険者番号そのものは、離職票や雇用保険受給資格者証にも記載されているため、それらが手元にあれば番号は確認できます。