デザインデータ
- 最新版がどれかを明確にする(ファイル名に日付やバージョンを付ける)
- 使わなくなった旧版を整理する
- レイヤー名、グループ名を意味の分かるものにする
- リンク切れの素材がないか確認する
「どのファイルが最新か分からない」が引き継ぎで最大の問題です。退職前に必ず整理してください。
デザインシステム・コンポーネント
- コンポーネントの命名ルール
- カラー、タイポグラフィの定義とその意図
- 「なぜこのルールにしたか」の背景
ルールの背景が分からないと、後任は運用できずに崩していきます。
実装との対応
- デザインとコードの対応関係
- 実装で妥協した箇所と、その理由
- ブラウザ対応の範囲
運用業務
- 定期的な更新作業の手順と頻度
- CMSの管理画面の操作
- 画像の書き出し設定
- バナーなど、繰り返し作るものの雛形
「毎月やっている作業」を手順書にしてください。自分にとって当たり前でも、後任には分かりません。
アカウントと権限
- デザインツール(Figma、Adobe など)のアカウントとライセンス
- CMS、サーバー、CDNの管理権限
- 画像素材サイト、フォントサービスのアカウント
- 解析ツールの権限
個人アカウントで契約しているものが業務で使われていないか確認してください。自分が抜けると使えなくなります。会社名義に切り替える必要があります。
顧客・関係者
- 案件ごとの窓口担当者
- 過去のやり取りの経緯(何を提案して、なぜ却下されたか)
- 顧客の好みや、避けるべき表現
「この顧客はこれを嫌う」という情報は、後任がもっとも困る部分です。
進行中の案件
- どこまで進んでいるか(日付つきで)
- 未確定の仕様
- 顧客に約束していること
- 次のマイルストーン
持ち出してはいけないもの
- デザインデータ、ソースファイル
- 顧客から預かった素材
- 未公開の案件の資料
- 顧客リスト、見積もり
「自分が作ったから」という理由は通りません。職務上作ったものの著作権は原則として会社にあります。
ポートフォリオ用の確認
退職前に、ポートフォリオに載せてよい範囲を確認し、記録に残る形で許諾をもらってください。退職後だと確認先が分からなくなります。