顧客ごとに残す情報

  • 資産構成と、その背景(何を目的に、いつ買ったか)
  • リスク許容度について確認している内容
  • これまでの提案と、採用・不採用の理由
  • 家族構成、相続に関する意向
  • 連絡の頻度と、好まれる連絡方法

「なぜこの資産構成になっているのか」が引き継ぎの中心です。後任が経緯を知らないまま提案すると、顧客は不信感を持ちます。

特に配慮が必要な顧客

  • 高齢のお客様(社内規程で対応が定められているはずです)
  • 過去に苦情や説明について指摘を受けた顧客
  • 認知機能に不安がある可能性を家族から相談されている顧客

これらは規程に沿った引き継ぎが必要です。自己判断で省略しないでください。

進行中の案件

  • 申込み受付中の募集案件
  • 相続手続きが進行中の口座
  • 出金・移管の依頼を受けている案件

日付つきで、どこまで進んでいるかを残してください。

社内の手続き

証券会社では、担当変更の手続きが規程で定められています。

  • 顧客への担当変更の通知
  • 後任との同行訪問
  • 引き継ぎ記録の作成

会社の定めた手順に従ってください。独断で顧客に連絡すると、後で問題になります。

持ち出してはいけないもの

  • 顧客名簿、取引履歴
  • 提案資料、シミュレーション
  • 社内の調査レポート、投資情報
  • 業績データ、営業目標の資料

「自分が作った資料だから」という理由は通りません。

返却するもの

  • 社員証、カードキー
  • 会社の携帯電話、タブレット
  • 名刺(残っている分)
  • 印章
  • 顧客から預かっている書類(すべて社内に戻す)

顧客から預かった書類が手元に残っていないか、必ず確認してください。