進行中の取引
案件ごとに、次の情報を日付つきで残します。
- 契約の段階(媒介契約、申込み、契約締結、決済前)
- 決済・引渡しの予定日
- ローン審査の状況
- 買主・売主・貸主・借主それぞれとの合意事項
- 提携先(金融機関、司法書士、リフォーム業者)とのやり取り
決済前の案件は、日付が確定していることが多く、動かせません。誰が対応するかを明確にしてください。
顧客の状況
- 検討中の顧客の希望条件と、これまで案内した物件
- 追客中の顧客の温度感
- 過去に断られた理由
「この顧客はこの条件が譲れない」という情報が、後任がもっとも困る部分です。
物件情報
- 預かっている物件の売主・貸主との関係
- 価格改定の経緯
- 他社との媒介の状況
説明した内容
不動産は説明責任が重い取引です。
- 重要事項として説明した内容
- 口頭で補足した内容
- 顧客から質問を受け、回答した内容
「言った・言わない」になりやすい部分です。記録に残っていないやり取りがあれば、必ず引き継いでください。
持ち出してはいけないもの
- 顧客リスト、名簿
- 物件の資料、レインズの情報
- 見積もり、価格の交渉経緯
- 提携先の連絡先リスト
顧客名簿の持ち出しは、不正競争防止法の営業秘密の問題になり得ます。転職先で使うことも同様です。
不正競争防止法は、秘密として管理され、事業活動に有用で、公然と知られていない情報を営業秘密として保護しています。顧客リストはこれに該当し得ます。
顧客への伝え方
担当が変わることをいつ伝えるかは、必ず会社と相談して決めてください。
独断で先に伝えると、顧客が他社に流れる原因になったと見なされることがあります。
返却するもの
- 社用車の鍵、ETCカード
- 会社の携帯電話
- 名刺(残っている分)
- 店舗の鍵、カードキー
- 宅建士証を会社が預かっている場合は返却を受ける