バスの乗務は個人で完結する部分が多いため、引き継ぎは少なめです。ただし、知っている人しか知らない情報があります。
担当路線の情報
- 特に注意が必要な区間(狭隘路、見通しの悪い交差点)
- 時間帯による混雑の傾向
- 定時運行が難しくなる要因
- 迂回路と、その判断基準
新人が知らずに走ると危険な箇所は、必ず伝えてください。
利用者の情報
- 定期的に乗車する高齢者、障害のある方
- 配慮が必要な利用者
- 過去に苦情があった経緯
個人が特定できる情報は、会社の記録として残し、自分では持ち出さないでください。
車両の状態
- 担当車両の癖(ブレーキの効き、ハンドルの遊び)
- 整備を依頼している不具合
- 過去の修理の経緯
「気になっているが報告していない不具合」があれば、必ず整備担当に伝えてください。
貸切・観光の場合
- 進行中の予約と、行程
- 添乗員・旅行会社の担当者との関係
- 現地の駐車場所、休憩場所の情報
指導運転者を務めている場合
- 指導中の新人の習熟状況
- 課題として認識している点
- 次に指導する予定の内容
指導の途中で担当が変わると、新人が混乱します。引き継ぎを丁寧に行ってください。
運行管理者を務めている場合
- 点呼の記録と保存方法
- 乗務員の健康状態で把握していること
- 車両の整備計画
- 監査で指摘された事項と、その後の対応
運行管理に関する記録は、法令で保存が求められるものがあります。保管場所と方法を確実に引き継いでください。
返却するもの
- 乗務員証
- 制服、帽子、名札
- 車両の鍵、営業所の鍵
- 会社の携帯電話、タブレット
- ETCカード、給油カード
- 運賃箱の鍵、釣銭