作業中の車両

  • 現在どこまで作業が進んでいるか
  • 分解した部品の保管場所
  • 発注済みで未入荷の部品
  • 納車予定日

分解途中で放置された車両ほど、後任が困るものはありません。退職日までに一区切りつけるか、状態を詳細に記録してください。

部品の発注

  • 発注済みの部品と、入荷予定
  • 取り寄せに時間がかかる部品
  • 部品商・メーカーの担当者と連絡方法

顧客への説明内容

  • 見積もりを出した内容と、了承を得ている範囲
  • 「次回でよい」と伝えた整備項目
  • 不具合について説明した内容

「聞いていない」というトラブルを防ぐため、説明済みの内容を明確にしてください。追加整備の了承を口頭で得ている場合は、必ず記録に残してください。

継続的に見ている車両

  • 過去の整備履歴と、把握している不具合
  • 顧客の使い方(走行距離、用途)
  • 次回車検の時期

「この車はここが弱い」という情報が、後任がもっとも困る部分です。

記録・書類

  • 点検整備記録簿の記載状況
  • 分解整備記録簿(法令で保存が求められています)
  • 車検の書類

記録簿の記載漏れを残さないでください。工場の法令遵守に直結します。

工具の扱い

整備士は個人の工具を使うことが多い職種です。

  • 自分で買った工具は私物
  • 会社が支給・貸与した工具は返却対象
  • 会社の費用で買ったが個人管理していた工具は、扱いを確認する

工具箱ごと個人所有というケースも多く、退職時にもめやすい部分です。購入時のレシートや、支給時の記録が残っていれば整理が早く済みます。

返却するもの

  • 作業服、安全靴
  • 工場の鍵、事務所の鍵
  • 会社の携帯電話
  • 貸与された診断機、特殊工具
  • 名札、社員証

持ち出してはいけないもの

  • 顧客名簿、車両情報
  • 整備の見積もり、原価の資料
  • メーカーの技術資料
  • 会社で作成した作業手順書