ブライダルの引き継ぎは、「一生に一度」を任されている相手への配慮が必要です。事務的な引き継ぎでは足りません。

カップルごとに残す情報

  • 挙式日、会場、招待人数
  • 決まっていること、まだ決まっていないこと
  • 予算と、現時点の見積もり
  • 二人のこだわりと、譲れない点
  • 両家の事情(家族構成、宗教、しきたり、関係性)

「両家の事情」は書面に残しにくいが、当日の進行に直結します。丁寧に引き継いでください。

打ち合わせの経緯

  • これまでの打ち合わせで話した内容
  • 提案して却下されたことと、その理由
  • 追加費用について説明した内容と、了承の有無

「聞いていない」というトラブルを防ぐため、説明済みの内容を明確にしてください。

外部業者との調整

  • 装花、写真、映像、司会、引出物などの手配状況
  • 各業者の担当者と連絡先
  • 発注済みのもの、これから発注するもの
  • 支払いのスケジュール

発注のタイミングを逃すと、当日に間に合いません。期限を一覧にしてください。

カップルへの伝え方

いつ伝えるかは、必ず会社と相談して決めてください。

担当が変わることは、カップルにとって不安な出来事です。

  • 後任と一緒に打ち合わせに入る機会を作る
  • 引き継ぎの内容をカップルにも共有する
  • 「何も変わらない」ことを具体的に示す

「担当が変わったら話が通じなくなった」が、もっとも起きやすい失敗です。

挙式直前のカップル

挙式まで1か月を切っているカップルは、特に配慮が必要です。

可能であれば、自分が最後まで担当できるよう退職日を調整してください。それが難しい場合は、当日の進行を含めて詳細に引き継ぎ、後任が確実に対応できる状態にしてください。

持ち出してはいけないもの

  • カップルの個人情報、連絡先
  • 見積もり、契約書
  • 招待客のリスト
  • 提携業者のリストと価格

「担当していたから」という理由は通りません。

退職後の連絡

カップルから個人的に連絡先を聞かれることがあります。

会社を通さない個人的なつながりは、双方にとってリスクになります。在職中の連絡先交換は避けてください。

返却するもの

  • 制服、名札、社員証
  • 会社の携帯電話
  • 会場の鍵、カードキー
  • 名刺(残っている分)