早朝出勤、深夜到着、時差のある路線が続くと、生活リズムが安定しません。体調が戻らないまま次の勤務に入る状態が続くと、心身に影響が出ます。
疲労を申告できる仕組みがある
航空の安全に関わるため、乗務員の疲労管理には基準が設けられています。
客室乗務員の乗務割は、運航環境等を考慮し、客室乗務員の職務に支障を生じないよう基準に従って定められており、客室乗務員の疲労状態を考慮して、乗務に支障を及ぼすと認められる場合には乗務させないことが定められています(国土交通省)。
つまり、疲労で職務に支障が出る状態であれば、乗務しないという判断が制度上ありえます。無理を押して乗務することが前提ではありません。
自社の運航規程で、疲労を申告する手順がどう定められているかを確認してください。
まず医療機関を受診する
体調の不調が続いているなら受診してください。診断書があると次の選択肢が開けます。
- 勤務内容の変更(地上勤務への異動など)を求める根拠になる
- 休職の申請ができる
- 傷病手当金の申請ができる
- 退職する場合、失業保険で特定理由離職者に該当する可能性がある
会社に相談できること
- 地上勤務への異動
- 勤務パターンの調整(深夜到着便の連続を避けるなど)
- 短時間勤務制度の利用
大手の航空会社では、社内に相談窓口や産業医が置かれていることが多くあります。退職を決める前に、社内の制度を確認する価値があります。
休職と傷病手当金
健康保険の被保険者であれば、業務外の病気やケガで働けない場合に傷病手当金を受けられます。
支給額は、支給開始日以前12か月の標準報酬月額を平均した額を30で割り、その3分の2に相当する額です。支給期間は支給を開始した日から通算して1年6か月です。
退職を選ぶ場合
退職届の理由は「一身上の都合」または「体調不良により業務の継続が困難となりましたので」と書きます。
体調不良による退職は、失業保険の手続きで特定理由離職者に該当する可能性があります。診断書を持ってハローワークに相談してください。
生活リズムを整えられる転職先
不規則勤務が理由で辞める場合、次の職場は勤務時間で選ぶことになります。
- ホテル・ブライダル(シフトはあるが深夜便のような時差はない)
- 空港の管理部門・オフィス業務
- 一般企業の受付・秘書
- コールセンター・カスタマーサポート
接客と語学の経験は、業界を問わず評価されます。