保定・持ち上げ・長時間の立ち仕事は身体への負担が大きく、腰や膝を痛める人が少なくありません。

まず医療機関を受診する

痛みを我慢して続けると悪化します。診断書があると次の選択肢が開けます。

  • 業務内容の変更を求める根拠になる
  • 労災の申請ができる場合がある
  • 傷病手当金の申請ができる
  • 退職する場合、失業保険で特定理由離職者に該当する可能性がある

労災になる可能性

業務に起因する腰痛は、労災保険の対象になる場合があります。

  • 大型犬の保定や持ち上げを継続的に行っていた
  • 特定の動作で急に発症した
  • 業務との関連が医学的に説明できる

労災は病院が申請するものではなく、労働者本人も申請できます。病院が協力しない場合でも、労働基準監督署に相談してください。

労災と認められれば、療養補償給付(治療費)と休業補償給付(休業4日目から)を受けられます。

病院に求められること

労働安全衛生法により、事業者には労働者の安全と健康を確保する義務があります。

  • 重量のある動物の保定について、複数人での作業体制を取る
  • 昇降台やストレッチャーなどの器具を整備する
  • 健康診断を実施する

一人で大型犬を保定させられている、器具が不足しているといった状況は、改善を求められる事項です

動物に引っかかれた・咬まれた場合

業務中の負傷は労災の対象です。

  • 傷の程度にかかわらず、まず受診する
  • 病院に報告し、労災として処理してもらう
  • 「自分の不注意だから」と自費で受診しない

咬傷は感染のリスクがあります。軽く見ずに記録を残してください

配置転換の相談

病院によっては、身体的負担の少ない業務への変更が可能な場合があります。

  • 受付・会計
  • 検査業務
  • 予防・フード相談の窓口

退職を決める前に、院長に相談する価値はあります。

退職を選ぶ場合

退職届の理由は「体調不良により業務の継続が困難となりましたので」と書きます。

体調不良による退職は、失業保険の手続きで特定理由離職者に該当する可能性があります。診断書を持ってハローワークに相談してください。

療養中で働けない場合は失業保険を受給できないため、受給期間の延長を申請します。