栃木県内には11のハローワーク本所と1つの出張所が配置されており、県内全域で失業保険(雇用保険基本手当)の申請ができます。宇都宮市、小山市といった主要都市から日光地域、那須地域まで、広範にわたってサービスを提供しています。栃木県は関東の中では北部に位置し、市町村の区分が細かいため、事前に最寄りのハローワークを確認することが大切です。

失業保険申請の手続きの概要

失業保険受給には、離職票の取得から基本手当の振込までのプロセスがあります。詳しい流れと必要な書類については、[失業保険の手続きガイド](/guide/unemployment-insurance/)をご参照ください。ここでは栃木県での申請に特有の注意事項を中心に説明します。

2025年4月改正——給付制限が大きく変わりました

最も重要な改正ポイントは、自己都合退職の給付制限期間が原則1か月に短縮されたことです。令和7年(2025年)4月1日以降の離職がこの新ルールの対象となります。

  • 離職日の前5年間に、2回以上正当な理由のない自己都合退職として受給資格決定を受けた場合
  • 自分の責に帰すべき重大な理由による解雇(重責解雇)

自己都合で退職した場合でも、就職促進のための職業訓練コースに参加すれば、給付制限なしで基本手当を受け取ることができます。一方、会社都合退職の場合は給付制限がなく、待期7日を経て基本手当が支給されます。

受給期間は原則として離職日の翌日から1年間(給付日数が330日・360日の場合はそれぞれ1年30日・60日)で、病気やけが、出産・育児により30日以上働けない時は最長3年間の延長が可能です。

栃木県の11のハローワーク本所——地域別の配置

栃木県では11の本所が独立運営されており、さらに那須烏山出張所が1か所追加配置されています。失業保険申請は住所地の管轄ハローワークで行う必要があるため、自分がどの施設の管轄に属するかを確認することが重要です。

北関東中央エリア(宇都宮・周辺地域) — ハローワーク宇都宮(宇都宮市、上三川町、高根沢町)

県庁所在地である宇都宮市を中心とした施設で、栃木県内最大規模です。周辺の上三川町、高根沢町もこちらが管轄しています。

東部エリア — ハローワーク鹿沼(鹿沼市)、ハローワーク栃木(栃木市、壬生町)、ハローワーク佐野(佐野市)、ハローワーク足利(足利市)

このエリアは栃木県東部で、鹿沼、栃木、佐野、足利が南北に並んでいます。市の境界で管轄が異なるため、住所を確認してから申請することをお勧めします。

中央・南部エリア — ハローワーク真岡(真岡市、益子町、茂木町、市貝町、芳賀町)、ハローワーク矢板(矢板市、さくら市、塩谷町)、ハローワーク小山(小山市、下野市、野木町)

このエリアは栃木県中央から南部です。真岡はハローワーク真岡が芳賀郡と益子町を広く管轄しており、範囲が広いため注意が必要です。

北部・西部エリア — ハローワーク日光(日光市)、ハローワーク黒磯(那須塩原市のうち旧黒磯市全域、那須町)、ハローワーク大田原(大田原市、那須塩原市のうち旧西那須野町全域及び旧塩原町全域)

このエリアは栃木県北部です。那須塩原市は2つのハローワークの管轄に分かれており、旧市町村の区分で管轄が異なります。那須烏山市・那珂川町はハローワーク那須烏山出張所(0287-82-2213)が担当しています。

管轄確認は電話が確実です。住所を伝えることで、自分がどの施設で申請すべきかをすぐに教えてくれます。

専門窓口と当ガイドの掲載範囲

栃木県内には新卒応援ハローワークやマザーズコーナーなど、特定の層に特化した専門窓口が複数設置されています。これらの詳細情報は栃木労働局の公式サイトをご参照ください。当ガイドでは失業保険申請を扱うハローワークの本所11か所のみを掲載しています。