海技免状は、船舶職員として乗り組むために必要な資格です。退職の判断に関わる重要な要素です。
有効期間がある
海技免状には有効期間があり、更新の手続きが必要です。
更新の要件は免状の種類によって異なりますが、一般に次のような要素が関わります。
- 乗船履歴
- 講習の受講
- 身体検査
具体的な要件と手続きは、地方運輸局に確認してください。
乗船から離れると更新が難しくなることがある
乗船履歴が更新の要件のひとつになっている場合、陸上勤務が続くとその要件を満たせなくなることがあります。
要件を満たせない場合でも、講習の受講など別の方法が用意されていることがあります。「もう更新できない」と決めつける前に、地方運輸局に確認してください。
退職前に確認すること
- 1 海技免状の種類と有効期限を確認する
- 2 次の更新までに何年あるかを把握する
- 3 陸上勤務や転職で乗船から離れる見込みなら、更新の要件を地方運輸局に確認する
- 4 必要な講習の日程と費用を確認する
在職中は会社が講習を手配していた場合、退職後は自分で手配し、費用も自己負担になります。
免状を会社が保管している場合
退職時に必ず返却を受けてください。免状は本人のものです。
船員手帳と同様、返却を拒む理由はありません。応じない場合は地方運輸局の船員労務官に相談してください。
「いつか戻るかもしれない」なら
海運業界に戻る可能性を残しておきたい場合、免状を維持できる状態にしておくかどうかを先に決めてください。
一度失効させると、再取得の手続きが必要になります。要件は取得時と同じとは限りません。
訓練の修了証
海技免状以外にも、消火、救命、その他の訓練の修了証があります。これらにも有効期限があるものがあります。
- 一覧にする
- それぞれの有効期限を控える
- 更新の要件を確認する
転職先で提出を求められることがあります。
転職に向けて控えておくこと
- 海技免状の種類、番号、有効期限
- 船員手帳の番号
- 乗船した船舶の名称、総トン数、船種、職名、乗船期間
- 航行区域(外航・内航、近海・沿海など)
- 取得している訓練修了証の一覧と有効期限
乗船履歴は次の就職で最も重要な情報です。船員手帳を受け取ったら内容を確認し、控えを取ってください。
陸上職に転じる場合
海運会社の陸上職(海務、運航管理、安全管理)では、乗船経験そのものが評価されます。
免状を維持するかどうかは、その職種で必要かどうかによります。転職先に確認してください。