鉄道で身につく力は、業界の外でも評価される部分があります。
業界内での選択肢
他の鉄道会社
動力車操縦者運転免許は地方運輸局長の免許であり、退職しても有効です。ただし実際に乗務するには転職先での訓練や社内の資格認定が別に必要になるのが通常です。免許の種類と、転職先が運行する動力車が対応しているかを確認してください。
鉄道関連の企業
車両メーカー、信号・保安装置のメーカー、線路や電気設備の保守を請け負う会社。現場を知っていることが評価されます。
他の交通機関
バス、トラック(大型自動車運転免許が必要)、航空関連の地上業務。
業界外での選択肢
鉄道で身につく力は次のようなものです。
- 定時性を守る意識と時間管理
- 安全に対する感度と確認の習慣
- 手順書に沿った正確な作業
- 不規則勤務での体調管理
- 多数の乗客への対応(駅員・車掌)
- 異常時の判断と報告
これらは次のような職種で活かせます。
- 物流・倉庫の運行管理
- 工場・プラントの設備管理、保安担当
- 施設管理、警備の管理部門
- 接客・サービス業の管理職
- インフラ関連企業の運用部門
転職で説明できる材料を整理する
在職中に、次を控えておいてください。
- 保有している免許・資格の種類と番号
- 担当した職種と年数
- 乗務した線区や担当した駅(会社が公表を認める範囲で)
- 受講した研修の履歴
- 後輩の指導や訓練を担当した経験
社内システムからしか確認できない情報は、退職すると見られなくなります。
退職理由の説明
面接では、退職理由から「次の職場で何をしたいか」につなげてください。
- 「泊まり勤務のない環境で長く働きたい」
- 「安全管理の経験を、設備の保守という形で活かしたい」
前職の批判は避けたほうが無難です。
事故の経験が理由の場合、詳しく話す必要はありません。「体調を考慮して環境を変えた」といった説明で足ります。現在は問題なく働ける状態であることを説明できるようにしておいてください。
空白期間
退職から次の就職まで期間が空いても、説明できれば問題になりにくいものです。療養、資格の勉強、家族の事情など、事実を簡潔に伝えてください。