警察官の経験は、業界の外でも評価される部分があります。守秘義務を守りながら説明する方法とあわせて整理します。
守秘義務を守りながら説明する
面接で前職を説明するとき、具体的な事件の内容、関係者の情報、捜査の手法に触れることはできません。地方公務員法34条の守秘義務は退職後も続きます。
説明できるのは、職務を通じて身につけた一般的な能力です。
- 交替制勤務での体調管理と自己管理
- 正確な記録・報告書の作成
- 初対面の相手から必要な情報を聞き取る力
- 緊張する場面での判断と冷静さ
- チームでの連携と指揮系統に沿った行動
- 法令に沿って手続きを進める正確さ
「何をしたか」ではなく「何ができるか」で説明してください。
選択肢
警備業
警備業法に基づく警備員として、または警備会社の管理部門。前職の経験が評価されやすい分野です。
企業のリスク管理・総務
コンプライアンス、内部監査、社内の相談窓口など。
保険会社の調査部門
事故や請求の内容を確認する業務。
施設管理・安全管理
商業施設、交通機関、大規模施設の安全管理部門。
行政関係
他の自治体の職員、公的機関の嘱託など。
資格を取って独立
行政書士など、実務経験や試験によって道が開ける資格があります。受験資格や免除の要件は、それぞれの資格の公式情報で確認してください。
再就職の制限
在職中は、地方公務員法38条1項により、任命権者の許可なく営利企業の役員を兼ねたり報酬を得て事業に従事したりできません。在職中に転職先で働き始めることはできません。
退職後の再就職について、条例や規則で届出や制限が設けられている場合があります。都道府県によって定めが異なるため、人事担当に確認してください。
職務経歴書の書き方
所属と階級、担当した職務の種類(地域、交通、警務など)、勤続年数を書きます。具体的な事案の内容は書きません。
研修の受講歴、取得した資格、指導的な役割を担った経験は、書ける範囲で記載してください。
空白期間
退職から次の就職まで期間が空いても、説明できれば問題になりにくいものです。療養、資格の勉強、家族の事情など、事実を簡潔に伝えてください。