引き継ぎは、後任のためであると同時に、自分が退職後に問い合わせを受けないための備えです。

引き継ぐ内容

所属や担当によって内容は異なりますが、一般に次のような整理が必要です。

  • 担当している事務の進捗
  • 期限が近い処理
  • 対応が途中の照会・相談
  • 保管している書類の所在

具体的な内容は所属の定めに従ってください。この記事では一般的な進め方だけを整理します。

持ち出してはいけないもの

  • 職務上作成・取得した書類、その写し
  • 職務上知り得た情報を記載したメモ
  • 個人的な端末に保存した業務関連の情報

地方公務員法34条は、職務上知り得た秘密を漏らしてはならず、その職を退いた後も同様と定めています。「自分の記録だから」という理由は通りません。

私物のスマートフォンやパソコンに業務の情報が残っている場合は、退職前に削除してください

出典: 地方公務員法34条1項

返納するもの

  • 警察手帳・身分証
  • 制服、装備品
  • 貸与された端末
  • 庁舎の鍵、カードキー
  • 健康保険証(退職日まで使用)

返納したものはリストにして受領のサインをもらってください

受け取るもの

  • 退職辞令
  • 源泉徴収票
  • 退職手当に関する書類
  • 年金に関する書類
  • 在職証明書・退職証明書(必要な場合)

転職先から在職証明書を求められることがあります。必要になりそうなら退職前に依頼しておいてください。退職後だと手続きに時間がかかります。

職場への挨拶

所属の慣行に従ってください。退職の事実をいつ、どの範囲に知らせるかは、人事担当や上司と相談してから決めてください。

退職後に連絡が来たら

業務に関する問い合わせが来た場合、自分で回答せず、所属の担当者に確認するよう案内してください。守秘義務は退職後も続きます。