辞職を申し出た後、慰留されることがあります。整理の仕方をまとめます。

よくある慰留

  • 異動で環境を変えることを提案される
  • 「年度末まで待ってほしい」と期間の延長を求められる
  • 「もったいない」「今辞めると次がない」と説得される
  • 上司や先輩から繰り返し面談を求められる

判断の軸

提案を受けるかどうかは、辞めたい理由がその提案で解決するかで決まります。

  • 勤務形態が理由 → 異動先でも交替制なら解決しない
  • 人間関係が理由 → 異動で本当に離れられるのか
  • 体調が理由 → 環境を変えて回復する見込みがあるのか、療養が必要か
  • 職務の内容そのものが合わない → 異動では解決しない

体調を崩している場合は、慰留に応じる前に受診してください。判断力そのものが落ちていることがあります。

残ることを選ぶ場合

いつまでに何が変わるのかを確認してください。異動の時期、配置先の見通しなど、具体的な話がないまま「考えておく」と言われる場合は、実現しないこともあります。

断る場合

理由を細かく説明する必要はありません。

  • 「よく考えた結果です。辞職の意思は変わりません」
  • 「一身上の都合ですので、ご理解ください」

話が進まないとき

辞職は任命権者の承認によって効力が生じるため、民間のように「2週間で自動的に終了する」わけではありません。ただし、正当な理由なく長期間にわたって承認を拒み続けることは、権利の濫用と評価され得ます

進め方としては次のとおりです。

  1. 1 辞職願を書面で提出し、控えを保管する
  2. 2 いつ、誰に、何を伝えたかを記録する
  3. 3 所属の人事担当に手続きの見通しを確認する
  4. 4 体調が理由なら診断書を添える

面談の内容も記録してください。日時、場所、出席者、言われた内容をメモに残します。

相談先

  • 職員団体(ある場合)
  • 所属の人事担当
  • 各都道府県の人事委員会(勤務条件に関する措置の要求ができる場合があります)

体調に関わる場合は、産業医や医療機関に先に相談してください。