どちらの免許も退職しても失効せず、活かせる分野があります。
臨床検査技師の選択肢
医療機関
病院、クリニック。検体検査、生理機能検査。
検査センター
医療機関から検査を受託する事業者。大量の検体を扱うため、特定分野の専門性を深めやすい環境です。
健診機関
人間ドック、企業健診。生理機能検査の比重が大きくなります。
治験関連
CRC(治験コーディネーター)、CRA(モニター)。医療の知識を活かしつつ、病院の外で働ける分野です。
体外診断薬・検査機器メーカー
学術、技術サポート、開発、営業。
研究機関
大学、公的研究機関の技術職。
診療放射線技師の選択肢
医療機関
病院、クリニック。一般撮影、CT、MRI、血管撮影、核医学、放射線治療。
診療放射線技師法26条2項により、原則として病院または診療所以外の場所で業務を行うことはできません(例外があります)。この点が、業務そのものに関わる転職先の範囲に影響します。
健診機関・検診車
胸部撮影、マンモグラフィなど。
医療機器メーカー
アプリケーションスペシャリスト、技術サポート、開発、営業。装置を使いこなしてきた経験が直接活きる分野です。
医療情報・システム
PACS(画像管理システム)に関わるベンダー。
転職で説明できる材料を整理する
在職中に、次を控えておいてください。
- 免許の種類と登録番号
- 扱った検査・撮影の種類
- 使用した装置のメーカーと機種
- 件数の規模(1日あたり、年間あたり)
- 取得した認定資格(超音波、細胞検査士、放射線治療専門技師など)
- 精度管理や装置の保守に関わった経験
- 後輩や学生の指導経験
- 被ばく線量の記録(放射線業務従事者の場合)
特定の患者の症例は含めないでください。守秘義務の対象です。
認定資格の維持
学会等が認定する資格には、更新に単位や講習が必要なものがあります。在職中は施設が学会参加を支援していた場合、退職後は自己負担になります。
- 更新の時期
- 必要な単位と取得方法
- 会費
退職前に確認してください。
退職理由の説明
面接では、退職理由から「次の職場で何をしたいか」につなげてください。
- 「特定の検査分野を深めたい」
- 「当直のない環境で長く働きたい」
- 「装置の経験を、メーカー側で活かしたい」
前職の批判は避けたほうが無難です。
空白期間
退職から次の就職まで期間が空いても、説明できれば問題になりにくいものです。療養、資格の勉強、家族の事情など、事実を簡潔に伝えてください。