放射線業務に従事していた場合、被ばく線量の記録が管理されています。退職時に扱いを確認しておいてください。
線量の記録は管理されている
放射線業務従事者の被ばく線量は、法令に基づいて測定・記録・保存されています。個人線量計(ガラスバッジなど)の測定結果が、施設で管理されているはずです。
具体的な保存の期間や方法は、施設が根拠としている法令と規程によります。所属の放射線安全管理の担当者に確認してください。
退職時に確認すること
自分の記録を受け取れるか
転職先で、過去の被ばく線量の記録が必要になることがあります。
- 記録の写しを受け取れるか
- 受け取れない場合、転職先からの照会にどう対応してもらえるか
- 問い合わせ先の担当部署
退職前に確認し、可能であれば写しを受け取っておいてください。退職後に依頼すると、担当者が代わっていて時間がかかることがあります。
個人線量計の返却
貸与されている線量計は返却します。測定期間の途中で退職する場合、最後の測定結果がいつ出るのかを確認してください。
健康診断の記録
放射線業務従事者に対する健康診断が実施されている場合、その記録も管理されています。転職先で必要になることがあるため、扱いを確認してください。
妊娠・出産に関わる場合
女性の放射線業務従事者については、法令上、線量限度が別に定められています。妊娠が分かった場合の取り扱いも定められています。
該当する場合は、所属の放射線安全管理の担当者と、産業医に相談してください。退職を決める前に、業務の変更で対応できる可能性があります。
転職先での手続き
転職先でも放射線業務に従事する場合、新たに放射線業務従事者としての登録と健康診断が必要になるのが通常です。
前職での記録が必要になる場合があるため、退職時に受け取れるものは受け取っておいてください。
装置に関する引き継ぎ
- 装置の保守点検の周期と次回の予定
- 業者の連絡先
- 品質管理の記録の保管場所
- 装置ごとの撮影条件の設定
これらは施設の記録として整理し、引き継いでください。
確認先
- 所属の放射線安全管理の担当者
- 施設の事務部門
- 産業医(健康診断に関わる場合)