退職に伴う手続きを、時期ごとに整理します。
退職を伝えてから退職日まで
- 退職届の提出
- 引き継ぎ書の作成(装置の保守、精度管理、試薬、検査項目)
- 期限のある提出物(外部精度管理調査など)の引き継ぎ
- 有給休暇の残日数の確認と消化の申し出
- 免許証の原本の返却を受ける
- 被ばく線量の記録を受け取れるかの確認(放射線業務従事者の場合)
- 健康診断の記録の扱いの確認
- 認定資格の更新に必要な単位と会費の確認
- 学会発表・研究のデータの扱いの確認
- 個人情報を含む資料の整理(持ち帰らない)
返却するもの
- 白衣、名札
- 職員証、入退室のカード
- 貸与された端末、パソコン
- 個人線量計
- 検査室・部門の鍵
- 健康保険証(退職日まで使用)
返却物はリストにして、受領のサインをもらっておくと確実です。
受け取るもの
- 免許証の原本(臨床検査技師免許証・診療放射線技師免許証。勤務先が保管している場合)
- 被ばく線量の記録(放射線業務従事者の場合)
- 健康診断の記録
- 離職票(雇用保険の手続きに必要。退職後に郵送されるのが通常)
- 雇用保険被保険者証
- 年金手帳・基礎年金番号通知書(会社が預かっている場合)
- 源泉徴収票(所得税法226条により、退職の日以後1か月以内に交付)
- 退職証明書(必要な場合。労働基準法22条により請求できます)
持ち出してはいけないもの
- 検査結果、レポート、画像データ
- 症例のスクリーンショット
- 患者が特定できる情報
守秘義務は臨床検査技師等に関する法律19条、診療放射線技師法29条により、資格者でなくなった後も続きます。
退職後の手続き
健康保険
次の3つから選びます。
- 任意継続(退職日の翌日から20日以内に申出)
- 国民健康保険(市区町村の窓口)
- 家族の被扶養者になる
年金
厚生年金から国民年金への切り替えが必要です。
雇用保険
離職票を持ってハローワークで求職の申込を行います。
住民税
退職の時期によって、一括徴収されるか自分で納付するかが変わります。
確定申告
年内に再就職しない場合は、翌年に自分で確定申告をします。
認定資格の維持
学会等の認定資格には更新に単位や講習が必要なものがあります。在職中は施設が学会参加を支援していた場合、退職後は自己負担になります。更新の時期と必要な単位を確認してください。