国家資格とは別に、学会等が認定する資格を持っている人は多くいます。これらは退職後の扱いが国家資格と違います。
国家資格と認定資格の違い
- 国家資格(臨床検査技師、診療放射線技師): 厚生労働大臣の免許。更新の必要がなく、退職しても失効しない
- 認定資格(学会等が認定するもの): 更新に単位や講習、会費が必要なものがある
この違いを退職前に確認してください。
該当し得る認定資格の例
- 超音波検査士
- 細胞検査士
- 認定輸血検査技師
- 認定血液検査技師
- 放射線治療専門放射線技師
- 検診マンモグラフィ撮影認定放射線技師
- 医学物理士
それぞれ認定している団体が異なり、更新の条件も違います。
退職前に確認すること
更新の時期
次の更新がいつかを確認してください。転職までの間に更新の時期が来る場合、単位が足りているかを先に確かめる必要があります。
必要な単位と取得方法
学会への参加、講習会の受講、症例の提出など、条件は資格によって異なります。
在職中は施設が学会参加を支援していた場合、退職後は自己負担になります。参加費、交通費、宿泊費を自分で負担することになります。
会費
学会や認定団体の年会費を施設が負担していた場合、退職後は自己負担です。
「いつのまにか会費が未納になり、資格が失効していた」ということが起こり得ます。請求書の送付先を自宅住所に変更しておいてください。
症例数の要件
更新に一定の症例数や実務経験が必要な資格の場合、退職して業務から離れると要件を満たせなくなることがあります。
転職までに期間が空く見込みなら、その間の扱いを認定団体に確認してください。休止や猶予の制度がある場合があります。
施設名で登録されている場合
認定資格の登録に勤務先が紐づいている場合、退職に伴って変更の届出が必要になることがあります。
認定団体に、退職と転職の際の手続きを確認してください。
転職での位置づけ
認定資格は、転職の際に評価される材料になります。
- 資格の名称と認定番号
- 取得年と次回の更新時期
- 取得に必要だった症例数や経験
職務経歴書に書けるよう、控えておいてください。
維持するかどうかの判断
更新の費用と手間に対して、次の職場で活かせるかを考えて判断してください。
- 転職先が同じ分野なら、維持する価値は高い
- 分野を変える、業務から離れる場合は、いったん手放す判断もあり得る
ただし、再取得には最初から要件を満たす必要がある資格もあります。手放す前に、再取得の条件を確認してください。
確認先
- 各認定団体の事務局
- 所属している学会
- 施設の事務部門(会費の負担の状況について)