消防の職務を通じて取得した資格は、退職後の進路に関わります。

救急救命士

救急救命士は救急救命士法に基づく国家資格です。退職しても失効しません

ただし、救急救命士の業務には法令上の制限があります。どの範囲の処置をどこで行えるかは、法令と所属する組織の体制によって決まります。民間の救急関連の仕事に就く場合、何ができるかは就職先に確認してください

守秘義務は救急救命士法47条により、救急救命士でなくなった後も続きます

その他の資格

消防の職務に関連して取得することがある資格には、次のようなものがあります。

  • 危険物取扱者
  • 消防設備士、消防設備点検資格者
  • 大型自動車運転免許、大型特殊自動車運転免許
  • 潜水士
  • 玉掛け、小型移動式クレーンなどの技能講習修了

国家資格や運転免許は、退職しても失効しません。転職先で評価される材料になります。

免許証・修了証の所在を確認する

資格の証明書を所属が保管している場合があります。退職時に必ず返却を受けてください

複数の資格を持っている場合は、リストにして漏れがないか確認してください。

更新が必要なものを確認する

資格によっては、一定期間ごとの更新や講習が必要なものがあります。在職中は所属が手配していた講習を、退職後は自分で手配することになります

  • 更新の時期
  • 手続きの窓口
  • 費用の負担

これらを退職前に確認しておいてください。

資格取得費用の返還を求められたら

資格取得の費用を所属が負担していた場合、退職時に返還を求められることがあるか、条例や規則を確認してください。

公務員の場合、民間企業とは費用負担の仕組みが異なることがあります。まず所属の人事担当に、返還の定めがあるかを確認してください

転職に向けて控えておくこと

  • 保有している資格の名称、取得年、番号
  • 受講した研修の履歴
  • 担当した業務の種類(警防、救急、予防、指令など)
  • 指導的な役割を担った経験

所属の記録からしか確認できない情報は、在職中に控えておいてください。ただし、具体的な災害や傷病者の情報は控えないでください。守秘義務の対象です。