退職日までに、貸与されているものをすべて返納し、担当業務を引き継ぎます。
返納するもの
具体的な品目と手続きは所属の定めによります。一般に次のようなものが対象です。
- 身分証
- 制服、活動服、防火衣、ヘルメット、階級章
- 貸与された装備品、無線機
- 貸与されている端末、パソコン
- 庁舎の鍵、カードキー
- 健康保険証(退職日まで使用)
消防組織法17条1項2号は、消防職員委員会が審議する事項として「消防職員の職務遂行上必要な被服及び装備品に関すること」を挙げています。装備品の管理は組織として定められた事項です。自己判断で持ち帰ることは避け、所属の手続きに従って返納してください。
返納の記録を残す
返納したものは、リストにして受領のサインをもらってください。後から「返っていない」と言われたときに証明できます。
引き継ぐ業務
所属や担当によって異なりますが、一般に次のような整理が必要です。
- 担当している事務の進捗
- 期限が近い処理
- 予防業務で対応中の案件
- 保管している書類の所在
具体的な内容は所属の定めに従ってください。
私物との切り分け
長く勤めていると、私物と貸与品が混ざります。
- 自費で購入した備品
- 個人的に取ったメモ、手帳
- 私物のスマートフォンやパソコンに保存した業務関連の情報や画像
業務で知り得た情報は、私物の端末に残っていても持ち出しにあたります。災害現場で撮影した画像がある場合は特に注意してください。守秘義務は退職後も続きます(地方公務員法34条1項)。
受け取るもの
- 退職辞令
- 源泉徴収票(所得税法226条により、退職の日以後1か月以内に交付)
- 退職手当に関する書類
- 年金に関する書類
- 資格の免許証・修了証の原本(所属が保管している場合)
- 在職証明書・退職証明書(必要な場合)
転職先から在職証明書を求められることがあります。必要になりそうなら退職前に依頼しておいてください。
退職後に連絡が来たら
業務に関する問い合わせが来た場合、自分で回答せず、所属の担当者に確認するよう案内してください。