訓練中のケガで退職を考えている自衛官へ、公務災害の認定と退職手続きを解説します。

訓練中のケガの種類

よくあるケガ

  • 行軍訓練中の足首・膝の靭帯損傷
  • 格闘訓練中の骨折・打撲
  • 射撃訓練中の聴覚障害
  • 体力検定中の肉離れ・腱断裂
  • 演習中の腰椎ヘルニア
  • 落下事故による脊椎損傷

公務災害認定の手続き

訓練中のケガは公務災害として認定される可能性が高いです。

認定の流れ

  1. 1 訓練中にケガをした場合、直ちに上官に報告
  2. 2 自衛隊病院または衛生隊で治療を受ける
  3. 3 「公務上の災害認定申請書」を部隊の事務官に提出
  4. 4 審査を経て認定
  5. 5 治療費・休業補償が支給される

認定されると受けられる補償

項目内容
療養補償治療費の全額支給
休業補償休業中の給与の約60%(+特別支給金20%)
障害補償後遺障害がある場合の一時金または年金
傷病補償年金長期療養が必要な場合

ケガで退職する場合の手順

リハビリ中の退職

  1. 1 まず公務災害の認定を受ける
  2. 2 治療・リハビリを続けながら退職の意思を上官に伝える
  3. 3 退職願を提出
  4. 4 退職後も公務災害の補償は継続される

退職願の書き方

「体調不良により業務の継続が困難となりましたので」と書きます。

退職後の補償の継続

公務災害が認定されていれば、退職後も以下の補償が継続されます。

  • 治療費の補償(完治するまで)
  • 障害補償(後遺障害が残った場合)
  • リハビリ費用

注意点

  • ケガの原因が訓練中であることの証拠を残す(報告書、診断書)
  • 退職を急がず、まず公務災害の認定を確保する
  • 退職後に公務災害を申請するのは手続きが複雑になるため、在職中に申請する
  • 後遺障害がある場合は障害者手帳の取得も検討

転職先の検討

ケガの状態によって転職先を選びましょう。

  • デスクワーク中心の事務職
  • IT系の仕事(プログラミング等)
  • 障害者雇用枠(障害者手帳があれば利用可能)
  • 地方協力本部の就職援護を最大限活用