自衛官が依願退職する際に必要な手続きを、時系列に沿って解説します。

退職3〜6ヶ月前

上官への報告

  • 直属の上官(小隊長・分隊長等)に口頭で退職の意思を伝える
  • 中隊長に報告

就職援護の相談

  • 地方協力本部の援護担当に相談
  • 職業訓練の受講を希望する場合は早めに申し込む

退職1〜3ヶ月前

退職願の提出

  • 連隊長等の任命権者宛に退職願を提出
  • 承認を待つ(通常1〜3ヶ月)

退職準備

  • 官品の整理・返納準備
  • 営内生活者は居室の整理
  • 身上調査の更新
  • 再就職先の確保

退職日前後

官品返納

  • 被服・装具一式
  • 身分証明書
  • 隊員手帳
  • 鍵・カード類

退職時に受け取るもの

  • 退職辞令
  • 退職手当(退職金)
  • 共済組合員資格喪失証明書
  • 年金加入記録

退職後の手続き

健康保険

  • 自衛官は防衛省共済組合に加入
  • 退職後は国民健康保険に加入(14日以内)
  • または任意継続(退職後20日以内に手続き)

年金

  • 自衛官は厚生年金に加入(2015年10月以降)
  • 退職後は国民年金に切り替え(14日以内)

失業保険(雇用保険)

  • 自衛官は雇用保険の適用外
  • ただし、国家公務員退職手当法により退職手当が支給される
  • 退職手当が雇用保険の基本手当に相当する

注意点

  • 秘密保全: 在職中に知り得た防衛上の秘密は退職後も守秘義務がある
  • 再就職規制: 防衛省関連企業への再就職には一定の規制がある場合がある
  • 住居: 官舎・営内に住んでいる場合は退去の準備が必要