自衛官の退職手当(退職金)と年金制度について解説します。
退職手当(退職金)
自衛官の退職手当は「国家公務員退職手当法」に基づいて支給されます。
計算方法
退職手当 = 基本額(退職日の俸給月額 x 支給率)+ 調整額
支給率の目安(自己都合退職の場合)
| 勤続年数 | 支給率 |
|---|---|
| 1年 | 0.5022 |
| 5年 | 2.5116 |
| 10年 | 5.022 |
| 15年 | 11.604 |
| 20年 | 19.6694 |
退職手当の金額目安
| 勤続年数 | 退職手当の目安 |
|---|---|
| 2年(任期制士) | 約40〜60万円 |
| 5年 | 約100〜150万円 |
| 10年 | 約250〜400万円 |
| 20年 | 約1,000〜1,500万円 |
※階級・俸給月額によって大きく異なります
年金制度
2015年10月以降
自衛官の年金は厚生年金に統合されました。退職後は以下のいずれかになります。
- 再就職する場合: 転職先の厚生年金に加入
- 再就職しない場合: 国民年金に切り替え(14日以内)
年金の受給開始
- 原則65歳から
- 自衛官時代の厚生年金加入期間は通算される
任期制自衛官の特別退職手当
任期満了で退職する任期制自衛官には、通常の退職手当に加えて「特別退職手当」が支給される場合があります。
失業保険との関係
- 自衛官は雇用保険の適用外
- 退職手当が失業保険の基本手当に相当
- 退職手当の額が失業保険の基本手当より少ない場合、差額がハローワークから支給される場合がある
注意点
- 退職手当の支給は退職後1〜2ヶ月程度かかる
- 退職手当には所得税・住民税がかかる(退職所得控除あり)
- 退職手当の金額は退職前に人事担当に確認できる