派遣社員から正社員に登用された事務職の方が退職する際の注意点を解説します。派遣時代とは手続きが異なるため、事前に確認しておきましょう。

派遣時代と正社員の退職の違い

項目派遣社員時代正社員(現在)
退職届の提出先派遣元(派遣会社)勤務先の会社
退職届の宛先派遣会社の代表者勤務先の代表取締役
退職予告期間契約期間による就業規則に従う(通常1〜3ヶ月前)
退職届の要否不要な場合も多い必須

正社員の退職届の宛先

派遣時代は派遣会社に連絡するだけでしたが、正社員の退職届は勤務先の代表取締役社長宛てに提出します。

退職までのスケジュール

  1. 1 2〜3ヶ月前: 就業規則の退職予告期間を確認
  2. 2 1〜2ヶ月前: 直属の上司に口頭で退職の意思を伝える
  3. 3 上司の了承後: 退職届を正式に提出
  4. 4 退職日まで: 引き継ぎ・有給消化

正社員登用後すぐの退職は問題ないか

法律上、正社員登用後の在籍期間に関係なく退職は可能です。ただし円満退社のためには以下を意識しましょう。

  • 登用してくれた上司への感謝を伝える
  • 引き継ぎを丁寧に行う
  • 「登用していただいたのに申し訳ない」と素直に伝える

失業保険について

正社員として退職する場合、雇用保険の被保険者期間は派遣時代の分も通算されます(1年以内の空白期間がない場合)。自己都合退職の場合、給付制限期間は1ヶ月です。

元の派遣会社に戻ることは可能か

退職後、元の派遣会社に再登録して派遣社員として働くことも選択肢のひとつです。ただし、前の勤務先への派遣は避けるのがマナーです。

まとめ

派遣から正社員になった後の退職は、通常の正社員退職と同じ手続きです。派遣時代のように「派遣会社に電話するだけ」とはいかないため、就業規則を確認し、計画的に進めましょう。