キャリアアップのために退職を考えている事務職の方へ、退職届の書き方と転職のポイントを解説します。
退職届の理由は「一身上の都合」で統一
キャリアアップが理由であっても、退職届には「一身上の都合」と書くのが原則です。「スキルアップしたい」「年収を上げたい」「今の仕事に成長を感じない」といった本音は書きません。
口頭で理由を聞かれた場合
上司から退職理由を聞かれた場合は、前向きな表現を使いましょう。
- 「新しい分野でスキルを広げたいと考えています」
- 「以前から興味のあった○○の分野に挑戦したいです」
- 「自分のキャリアを見つめ直し、新たな環境で成長したいと考えました」
避けるべき伝え方
- 「給料が安いから」→ 昇給を提示されて引き止められる
- 「仕事がつまらないから」→ 部署異動を提案される
- 「○○会社に内定をもらった」→ 転職先を伝える義務はない
事務職からのキャリアアップ先
同職種でのステップアップ
- 経理事務→経理マネージャー: 簿記2級以上の資格があれば年収アップを狙いやすい
- 一般事務→営業事務・貿易事務: 専門性を高めることで市場価値が上がる
- 人事事務→人事企画・採用担当: 戦略人事へのキャリアパス
事務経験を活かした異職種
- 営業職: 事務処理能力+コミュニケーション力が活きる
- IT系(社内SE・ヘルプデスク): Excel・データ処理のスキルが活きる
- コンサルティング: 業務改善の経験が評価される
退職前に取得しておくとよい資格
- 日商簿記2級: 経理系へのキャリアアップに必須
- MOS(Microsoft Office Specialist): 事務スキルの客観的な証明
- 秘書検定2級: ビジネスマナーの基礎が身につく
- TOEIC: 外資系企業や貿易事務を目指す場合
円満退社のポイント
事務職は引き継ぎが特に重要です。以下を意識しましょう。
- 担当業務のマニュアルを作成する
- 取引先や関係部署への引き継ぎ挨拶を丁寧に行う
- データファイルの保管場所やパスワードを整理して共有する