ホテル・旅館で退職届を提出する際の封筒マナーを解説します。ホスピタリティ業界ならではの格式を意識した対応を押さえましょう。

封筒の選び方

項目正しい選択
白色(茶封筒はNG)
サイズ長形4号(B5用紙)または長形3号(A4用紙)
郵便番号欄なしのもの
素材二重封筒(中身が透けない)

ホテル・旅館業界はマナーに厳しい業界です。封筒選びにもきちんと気を配りましょう。

表書きの書き方

封筒の表面中央に縦書きで「退職届」と記載します。黒の万年筆がベストですが、黒ボールペンでも可です。

裏書きの書き方

封筒の裏面左下に縦書きで所属と氏名を記載します。

  • ホテルの場合:「フロント部 山田太郎」「料飲部 レストラン課 山田太郎」
  • 旅館の場合:「仲居 山田花子」「調理場 山田太郎」

退職届の渡し方

渡す相手

ホテルの場合は総支配人または直属の上長(部門長)、旅館の場合は女将またはオーナーに渡すのが一般的です。まず口頭で退職の意思を伝え、了承を得てから退職届を提出します。

渡すタイミング

  • チェックイン・チェックアウトのピーク時は避ける
  • 宴会やイベントの前後も避ける
  • 上司のシフトを確認し、落ち着いている時間帯に声をかける
  • 「お時間をいただきたいのですが」と事前にアポイントを取る

やってはいけないこと

  • フロントやロビーなどゲストの目に触れる場所で渡す
  • 繁忙時間帯(チェックイン15〜18時頃)に渡す
  • 他のスタッフに預ける

住み込み・寮生活の場合

住み込みや寮に住んでいる場合でも、退職届は勤務時間中に正式に手渡しするのがマナーです。寮の部屋に上司を呼んで渡すのは適切ではありません。

郵送する場合

退職届を受理してもらえない場合は、内容証明郵便で送ることが可能です。宛先はホテル・旅館の所在地と総支配人(または代表取締役)の氏名を記載します。

まとめ

ホテル・旅館業界はおもてなしの精神を大切にする業界です。退職届の提出も、最後まで丁寧な対応を心がけることで、円満退社につながります。