ホテル・旅館の退職届の書き方を、例文とテンプレート付きで詳しく解説します。
ホテル・旅館の退職届の基本構成
ホテル・旅館の退職届も基本的な書式は一般企業と同じです。ただし、宛名や組織構造に注意が必要です。
宛名の書き方
施設の形態により宛名が異なります。
- ホテルチェーン(法人): 「株式会社○○ 代表取締役社長 △△ △△ 殿」
- 独立系ホテル: 「○○ホテル 総支配人 △△ △△ 殿」
- 旅館(個人経営): 「○○旅館 代表 △△ △△ 殿」
- 旅館(法人): 「株式会社○○ 代表取締役社長 △△ △△ 殿」
注意: 支配人はホテルの最高責任者である場合と、法人の一従業員である場合があります。法人の場合は代表取締役社長宛が正式です。
所属部署の書き方
ホテルの場合は部門名を記載します。
- 「宿泊部 フロント課」
- 「料飲部 レストラン課」
- 「調理部」
- 「宴会部」
- 「営業部」
退職届と退職願のどちらを出す?
- 退職届: 退職の意思が確定している場合(撤回できない)
- 退職願: 円満退社を目指す場合(施設側の承諾を求める)
提出の手順
- 1 直属の上司(マネージャー・チーフ等)に口頭で相談
- 2 総支配人・支配人への報告(上司経由の場合が多い)
- 3 退職届を提出(総務・人事部門に提出)
ホテル・旅館特有の引き継ぎ事項
- VIPゲストや常連客の情報と対応方法
- 各部門との連携フローや申し送り事項
- 使用しているシステム(PMS、POSなど)の操作手順
- 予約管理やOTAの運用方法(予約課の場合)
- レシピや仕入れ先の情報(調理部門の場合)
寮・住み込みの場合の退職手順
ホテル・旅館業では社員寮や住み込みで勤務しているケースが多いです。
退去までのスケジュール
- 1 退職届提出時に退去日を確認する
- 2 退職日の1〜2週間前までに次の住居を確保する
- 3 退職日までに荷物を搬出し、部屋を原状回復する
- 4 鍵を返却し、退去完了
住み込みの旅館の場合
住居と職場が同じ建物内にある旅館では、退職日=退去日となるケースがほとんどです。事前に次の住居を確保しておくことが必須です。