歯科衛生士から歯科技工所やラボに転職する際の手順を解説します。

歯科衛生士が歯科技工所で働ける業務

歯科衛生士の資格で歯科技工業務を行うことはできません。ただし、以下の業務で歯科技工所に就職することは可能です。

業務内容
営業・カスタマーサポート歯科医院との窓口対応
品質管理技工物の品質チェック
CAD/CAMオペレーターデジタル技工の操作(要研修)
事務・管理受注管理、納期管理、経理
教育・研修技工士への臨床知識の提供

歯科技工所で歯科衛生士の経験が活きるポイント

営業・カスタマーサポート

  • 歯科医院の業務フローを理解している
  • 歯科医師と対等に専門用語で会話できる
  • 技工物の臨床的な良し悪しが分かる

CAD/CAMオペレーター

近年、デジタル技工の需要が急増しています。CAD/CAMの操作は研修で習得可能で、歯科衛生士としての口腔内の知識が設計に活かせます。

転職の手順

在職中に準備すること

  1. 1 歯科技工所の求人を調べる: 歯科専門の求人サイトやハローワーク
  2. 2 必要なスキルの確認: CAD/CAM操作、PC操作等
  3. 3 見学・面接: 実際の職場環境を確認
  4. 4 内定獲得後に退職: 収入の空白期間を最小化

退職届の提出

内定を獲得してから退職届を提出しましょう。退職理由は「一身上の都合」で問題ありません。

歯科技工所のメリット・デメリット

メリット

  • 患者対応がない(ストレス軽減)
  • 座り仕事が中心
  • デジタル技術を習得できる
  • 土日祝休みの技工所も多い

デメリット

  • 初期は給与が下がる可能性
  • 歯科衛生士としての臨床スキルが低下
  • 納期に追われるプレッシャー
  • 細かい作業が苦手な場合は不向き

収入の目安

職種年収目安
歯科技工所の営業300〜400万円
CAD/CAMオペレーター300〜450万円
品質管理280〜380万円

歯科衛生士の平均年収(380万円程度)と比較すると、職種によっては同等かそれ以上の収入も期待できます。

臨床に戻りたくなった場合

歯科衛生士の国家資格は一生有効です。技工所での経験を経て臨床に戻ることも可能です。技工物の製作過程を理解している歯科衛生士は、補綴治療のアシストで重宝されます。