歯科衛生士が退職する際、退職理由をどう伝えるかは円満退社を左右します。例文付きで解説します。

退職届に書く理由は「一身上の都合」が基本

退職届の理由欄には「一身上の都合」と書くだけで十分です。院長との関係や待遇への不満など、具体的な理由を記載する必要はありません。

院長に口頭で伝える場合の例文

パターン1: スキルアップ

「以前から興味のあった矯正歯科(訪問歯科/小児歯科)の分野で経験を積みたいと考え、退職を決意しました。」

パターン2: 家庭の事情

「家庭の事情で勤務時間や通勤距離の調整が難しくなり、やむを得ず退職を決めました。」

パターン3: 体調面

「体調面の問題で長時間の診療補助が難しくなり、治療に専念するため退職を考えています。」

パターン4: 結婚・出産

「結婚(出産)に伴い、生活環境が変わるため退職させていただきたいと考えています。」

本音と建前の使い分け

本音の理由建前の伝え方
院長と合わない「新しい環境で成長したい」
給料が安い「キャリアアップを目指したい」
休みが取れない「家庭との両立のため勤務形態を見直したい」
スタッフとの関係が悪い「以前から興味のあった分野に挑戦したい」
やりがいを感じない「専門性を深めたい分野がある」

伝える際の注意点

  • ネガティブな理由を直接言わない: 院長やスタッフの悪口は関係悪化の原因になる
  • 退職の意思は明確にする: 「相談」のつもりで話すと引き止められやすい
  • 感謝の気持ちを忘れない: 「先生のもとで学ばせていただき感謝しています」の一言が重要
  • 転職先の詳細は伝えない: 近隣の歯科医院への転職は特にトラブルの元になりやすい

転職面接で退職理由を聞かれた場合

転職先の面接では、前向きな表現に変換して伝えましょう。

  • 「予防歯科に力を入れている医院でスキルを伸ばしたい」
  • 「患者さんとじっくり向き合える環境で働きたい」
  • 「チーム医療を大切にしている医院で成長したい」

前の職場への不満は言わないのが鉄則です。「こういう環境で働きたい」という前向きな表現にしましょう。