# 立ち仕事8時間で膝と腰が限界に、体調不良で退職した話
- 名前: E.Wさん(仮名)
- 年齢: 34歳
- 経験年数: 10年(スーパーマーケット・食品部門)
- 勤務先: スーパーマーケット
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Q: 体調不良はいつ頃から始まりましたか?
入社5年目くらいからです。スーパーの食品部門はとにかく重労働です。朝6時から品出し、日中はレジと売場、夕方から閉店作業。1日8時間以上立ちっぱなしで、重い商品の品出しも毎日あります。
最初は仕事の後に「膝が痛いな」という程度でした。整骨院に通えば翌日には楽になっていました。しかし7年目あたりから、朝起きた時点で膝が痛い状態になりました。
Q: 症状はどのように悪化していきましたか?
整形外科を受診したところ、「変形性膝関節症の初期」と診断されました。本来なら50代以降に多い症状ですが、長年の立ち仕事と重量物の運搬が原因だと言われました。
同時期に腰痛も悪化しました。特に重い商品(飲料ケース、米など)を運ぶ時に激痛が走るようになりました。腰椎椎間板症と診断され、コルセットを巻いて仕事をしていました。
8年目には、痛み止めを飲まないと仕事にならない状態でした。ロキソニンを朝昼晩と飲んで、胃薬も一緒に飲む。薬が切れると痛みで動けなくなるので、常にポケットに薬を入れていました。
Q: 仕事内容の変更は相談しましたか?
店長に「重い荷物の作業を減らしてほしい」と相談しました。しかし、従業員が少ない店舗だったので「全員で回しているから、特別扱いはできない」と言われました。
レジ専属にしてもらうことも提案しましたが、「レジだけじゃなく品出しもできないと困る」と。小売業は「マルチタスク」が基本なので、一部の業務だけ外すのは難しいのが現実です。
デスクワークへの配置転換も考えましたが、本部には空きがなく、店舗勤務しか選択肢がありませんでした。
Q: 退職を決めたきっかけは?
9年目に品出し中にぎっくり腰になり、1週間入院しました。退院後に医師から「このまま同じ仕事を続けると、40代で歩行困難になる可能性がある」と言われました。
その言葉が決定打でした。仕事を失うのは怖いですが、歩けなくなるのはもっと怖い。家族に相談して、退職を決めました。
Q: 退職届の提出から退職までの流れを教えてください。
店長に口頭で伝えた後、退職届を提出しました。退職理由は「体調不良」としました。診断書も提出し、「医師から仕事の継続を止められている」と説明しました。
- 発注システムの操作方法と発注のタイミング
- 季節商品の入れ替えスケジュール
- 賞味期限管理の手順と値引きのルール
- 常連客の情報(好みの商品、対応上の注意点)
最終出勤日にはスタッフと常連のお客様にお礼の挨拶をしました。10年もいると顔なじみのお客様も多く、「あなたがいなくなると寂しいわ」と言ってくれた方もいて、泣きそうになりました。
Q: 退職後の回復と再就職について教えてください。
退職後はリハビリに専念しました。週3回の通院と、自宅での筋力トレーニング。3ヶ月で日常生活の痛みはほぼなくなりました。
再就職先はコールセンターのオペレーターです。座り仕事なので膝と腰への負担はゼロです。接客経験が活きて、電話対応もスムーズにこなせています。年収は前職とほぼ同じです。
立ち仕事で体を痛めている方は、「まだ大丈夫」と思わないでほしいです。膝や腰の故障は蓄積型で、気づいた時には手遅れということもあります。早めに整形外科を受診して、医師の意見を聞いてください。そして、体を壊す前に環境を変える決断をしてほしいです。