リハビリ科の科長や上司との対立は、理学療法士の退職理由として非常に多いものです。対立の原因別に対策を解説します。

科長・上司との対立でよくあるパターン

リハビリ方針の相違

  • 科長がエビデンスに基づかない治療を強要する
  • 新しい手技を取り入れたいが「うちではやらない」と拒否される
  • 画一的なプログラムを全患者に適用するよう指示される

マネジメントの問題

  • 特定のスタッフに業務が偏っている
  • 勤務シフトが不公平
  • 評価基準が不明確

パワハラに該当するケース

  • 患者の前で叱責される
  • 無視・仲間外れ
  • 過大な業務量の押し付け
  • 個人的な攻撃(人格否定)

パワハラの場合の対応

パワハラに該当する場合は、退職前に以下の対応を取りましょう。

証拠の保全

  • 発言の日時・内容を記録(メモまたは録音)
  • メール・LINEのスクリーンショット
  • 同僚の証言

相談先

  • 病院のコンプライアンス窓口
  • 労働基準監督署(無料相談)
  • 都道府県の労働局
  • 弁護士(初回無料相談を利用)

退職届の書き方

人間関係が理由でも、退職届には「一身上の都合」と記載します。パワハラが原因の場合でも退職届にパワハラの事実を記載する必要はありません。

パワハラ退職の場合の失業保険

パワハラが認定されれば、特定受給資格者として以下の優遇を受けられます。

項目一般の自己都合パワハラ退職(特定受給資格者)
給付制限1ヶ月なし
給付日数90〜150日90〜330日
国保の軽減なしあり

ハローワークでパワハラの証拠を提示し、離職理由の変更を申し立てましょう。

円満退社のコツ

パワハラではなく「相性の問題」の場合は、円満退社を目指しましょう。

  • 退職理由は「キャリアアップのため」と伝える
  • 科長への感謝を言葉にする
  • 引き継ぎを丁寧に行う
  • 退職後も同じ業界で顔を合わせる可能性があるため、関係を壊さない

まとめ

科長との対立が「リハビリ方針の相違」なのか「パワハラ」なのかを冷静に見極めましょう。パワハラの場合は証拠を保全し、正当な権利を行使してください。単なる相性の問題であれば、環境を変えることで解決できます。