理学療法士は患者と直接関わる感情労働であり、燃え尽き症候群(バーンアウト)のリスクが高い職種です。メンタルヘルスの不調と退職について解説します。

理学療法士に多いメンタルヘルスの問題

バーンアウトの症状

  • 朝起きられない、出勤前に体調が悪くなる
  • 患者への関心や共感が薄れる
  • 仕事の達成感がなくなる
  • 些細なことでイライラする
  • 休日も仕事のことが頭から離れない

原因

  • 1日の単位数ノルマ(18〜21単位)
  • 症例発表・勉強会の負担
  • 患者の回復が思うように進まないストレス
  • 職場の人間関係

休職と退職の判断基準

まず休職を検討すべきケース

  • 職場自体は好きだが一時的に限界を感じている
  • 心療内科で「休養が必要」と診断された
  • 休職制度が整っている職場

退職を検討すべきケース

  • 休職しても復帰後に同じ環境が続く
  • 職場環境そのものが原因
  • 理学療法士という仕事自体に疑問を感じている

心療内科の受診

以下の症状が2週間以上続く場合は、心療内科の受診を検討しましょう。

  • 不眠または過眠
  • 食欲の極端な変化
  • 集中力の低下
  • 涙が止まらない

診断書の活用

  • 休職する場合: 診断書を職場に提出
  • 退職する場合: ハローワークに提出すると「特定理由離職者」として失業保険が早く受給できる可能性

退職届の書き方

メンタルヘルスが理由の場合も、退職届には「体調不良により業務の継続が困難となりましたので」と書きます。精神的な病名を記載する必要はありません。