医療事務が受付で患者から暴言や暴力を受けた場合の対処法と、退職の判断基準を解説します。
医療事務が受ける暴言・暴力の実態
医療機関の受付は患者の不安やストレスが集中する場所です。
よくある被害
- 待ち時間への怒りによる暴言
- 会計金額への不満による怒鳴り声
- 「もっと早くしろ」等の威圧的な言動
- 受付カウンターへの物の投げつけ
- 酔った患者やドラッグによる不穏な行動
- 「あんたじゃ話にならない」等の人格否定
暴言・暴力を受けた場合の対処法
その場での対応
- 1 冷静に対応し、安全を確保する
- 2 院長や他のスタッフを呼ぶ
- 3 身の危険を感じたら距離を取る
- 4 暴力の場合は警察に通報
事後の対応
- 1 日時・場所・発言内容を記録する
- 2 防犯カメラの映像保存を院長に依頼する
- 3 院長に報告し、再発防止策を求める
- 4 ケガをした場合は診断書を取得する
院長が対応してくれない場合
- 労働基準監督署に相談(職場の安全配慮義務違反)
- 弁護士に相談(損害賠償の可能性)
- 警察に被害届を提出(暴行・傷害の場合)
退職の判断基準
- 暴言・暴力が繰り返されている
- 院長が再発防止策を講じない
- 出勤前に強い恐怖感がある
- PTSD的な症状(フラッシュバック、過覚醒)がある
退職届の書き方
患者からの暴言・暴力が理由でも退職届には「一身上の都合」と書きます。体調に影響がある場合は「体調不良により業務の継続が困難」と記載しましょう。
失業保険の優遇
心療内科の診断書があれば「特定理由離職者」に認定される可能性があります。また、職場の安全配慮義務違反が認められる場合は「会社都合」として扱われることもあります。
安全な受付環境のある転職先
- 大規模病院(セキュリティ体制が整っている)
- 予約制のクリニック(待ち時間トラブルが少ない)
- 自由診療クリニック(患者の質が比較的安定)
- 一般企業の事務職(患者対応がない)