介護の仕事自体は好きなのに、職場のいじめや無視が原因で出勤がつらいという方は少なくありません。

介護現場で起きやすいいじめのパターン

新人外し・情報共有の拒否 - 申し送りの内容を意図的に伝えない - 利用者の状態変化やケア方針の変更を教えない

夜勤中の無視・孤立 夜勤は少人数のため、ペアの先輩から無視されると利用者対応の確認もできず追い詰められます。密室性が高く外部から気づかれにくいのが特徴です。

特定の業務への偏り - 身体的負担の大きい業務ばかり割り当てられる - 希望休が通らない、夜勤回数が不公平に多い

いじめを受けた時の対処フロー

ステップ1: 記録を残す 日時・場所・相手・内容・目撃者を記録します。メールやLINEのやり取りはスクリーンショットを保存。

ステップ2: 施設内で相談する 直属の上司、施設長、法人本部の相談窓口に相談します。2022年4月以降、全事業所にパワハラ防止の相談窓口設置が義務化されています。

ステップ3: 外部の相談窓口に連絡する

相談先特徴
総合労働相談コーナー各労働局・労基署内。全国379カ所。無料
ハラスメント悩み相談室厚労省委託。0120-714-864
みんなの人権110番法務局運営。0570-003-110
介護労働安定センター各都道府県に支部。介護職場に特化した相談が可能
法テラス法的トラブルの総合案内。0570-078374

退職すべきかどうかの判断基準

退職を検討すべきケース - **心身に明確な症状が出ている**(不眠、食欲不振、出勤前の吐き気) - **施設内の相談で改善されなかった** - **加害者が施設長・管理者である** - **利用者の安全に影響が出ている**

もう少し様子を見てよいケース - 相談したばかりで施設側が対応検討中 - 異動や配置転換の可能性がある - 加害者が特定の1人でシフト調整で接触を減らせる

退職届の書き方

いじめが原因でも退職届には「一身上の都合により」と記載するのが一般的です。ただしパワハラが認定されれば会社都合退職として失業保険が有利になります。

会社都合退職にするために 1. いじめの記録を整理する 2. ハローワークで離職理由の異議申し立てを行う 3. 証拠を提出する

介護現場のいじめは密室性が高く1人で抱え込みがちです。まず記録を残し、外部の相談窓口を活用しましょう。