訪問介護ヘルパーが退職届を出すときの手順と、利用者引き継ぎの注意点を解説します。
訪問介護の退職の特徴
訪問介護は利用者の自宅でマンツーマンのケアを行うため、担当者の交代が利用者に大きな影響を与えます。
雇用形態による違い
| 雇用形態 | 退職届の提出先 | 退職予告期間 |
|---|---|---|
| 常勤ヘルパー | 事業所の管理者 | 就業規則に従う(1〜2ヶ月前) |
| 非常勤・パート | 事業所の管理者 | 就業規則に従う(2週間〜1ヶ月前) |
| 登録ヘルパー | サービス提供責任者 | 2週間前(民法上の最低期間) |
退職届の書き方
- 宛名: 「○○訪問介護ステーション 管理者 ○○○○ 殿」
- 退職理由: 「一身上の都合」
登録ヘルパーの場合、事業所によっては退職届が不要で口頭連絡のみの場合もあります。ただし、書面で提出しておくと記録が残り安心です。
サービス提供責任者への伝え方
まずサービス提供責任者(サ責)に退職の意思を伝えます。
伝えるべき内容
- 1 退職の意思と希望時期
- 2 現在担当している利用者の一覧
- 3 引き継ぎへの協力姿勢
利用者の引き継ぎ
引き継ぎ情報の整理
担当利用者ごとに以下の情報をまとめます。
- 自宅の鍵の保管場所・開錠方法
- ケア内容の詳細(手順・利用者の好み)
- 利用者やご家族の性格・コミュニケーションのコツ
- 自宅内の動線・危険箇所
- 買い物代行の場合の利用店舗・支払い方法
同行訪問
退職前に後任ヘルパーと一緒に訪問し、利用者に紹介します。最低2〜3回の同行訪問が理想的です。
訪問介護特有の注意点
- 利用者への個人的な連絡先は教えない: 退職後のトラブル防止のため
- 鍵の返却: 利用者宅の鍵を預かっている場合は確実に返却
- 移動手段の返却: 事業所から貸与された自転車・バイク等の返却
- 記録の整備: 訪問記録・ケア記録を最新の状態に更新
退職は利用者にとっても変化ですが、丁寧な引き継ぎを行えば後任も利用者も安心です。