介護施設の夜勤は身体的にも精神的にも大きな負担がかかる業務です。

介護士の夜勤がつらい理由

身体的な負担

介護施設の夜勤は16時間夜勤(ロング夜勤)が主流で、夕方17時頃から翌朝9時頃まで拘束されます。日本医療労働組合連合会の調査によると、介護施設の夜勤回数は平均で月4〜5回です。人手不足の施設では月7回以上になることもあります。

精神的な負担

  • 1人夜勤の施設では、急変や転倒事故の対応をすべて1人で判断しなければならない
  • 認知症利用者の徘徊・暴言・暴力への対応が深夜に集中する
  • ナースコールが鳴り続け、仮眠がほとんど取れないケースがある

退職届での理由の書き方

退職届には「一身上の都合により」と記載すれば十分です。夜勤がつらいと具体的に書く必要はありません。

口頭で伝える場合の例文

  • 「夜勤を含む不規則な勤務が続き、体調管理が難しくなりました」
  • 「生活リズムの改善のため、日勤の仕事に転職することを決めました」
  • 「家庭の事情で夜間の勤務を続けることが困難になりました」

退職前に試したい夜勤免除の交渉

  1. 1 医師の診断書を取得する -- 睡眠障害や自律神経失調症の診断があれば交渉力が増す
  2. 2 施設長に面談を申し入れる -- 夜勤回数の削減または日勤のみの配置を希望として伝える
  3. 3 就業規則を確認する -- 夜勤免除の制度や配置転換の規定があるか確認

育児介護休業法に基づき、小学校就学前の子を養育する労働者は深夜業の制限を請求できます。

夜勤のない介護職種への転職ルート

職種夜勤必要な資格・経験年収目安
デイサービス介護職なし介護福祉士があれば有利280〜350万円
訪問介護(ヘルパー)基本なし介護職員初任者研修以上270〜340万円
居宅ケアマネジャーなし介護支援専門員330〜400万円
福祉用具専門相談員なし福祉用具専門相談員講習修了300〜380万円
生活相談員なし社会福祉士・社会福祉主事等310〜380万円
サービス提供責任者基本なし介護福祉士・実務者研修修了320〜380万円

夜勤の負担は我慢し続ける必要はありません。介護の経験を活かした夜勤なしの転職先は多数あります。