銀行の支店統合・閉鎖に伴い退職を考えている方へ、手続きと注意点を解説します。
銀行の支店統合・閉鎖の現状
全国の銀行支店数は年々減少しています。デジタル化の推進により、支店統合・閉鎖は今後も続く見込みです。
統合・閉鎖が決まった場合に起こること
- 統合先の支店への異動辞令
- 通勤時間が大幅に増加するケース
- 役職の変更(ポジションの重複による降格)
- 余剰人員としてのリストラ対象
退職の種類と判断
会社都合退職になるケース
- 統合に伴う退職勧奨を受けた場合
- 通勤時間が往復4時間以上になる異動を提示された場合
- 大幅な減給を伴う配置転換を提示された場合
自己都合退職になるケース
- 統合先への異動を断って退職する場合(異動条件が合理的な範囲)
- 支店統合とは無関係に退職を決めた場合
退職届の書き方
会社都合の場合
「このたび、貴行の支店統合に伴い、令和○年○月○日をもちまして退職いたします。」
自己都合の場合
「このたび、一身上の都合により、令和○年○月○日をもちまして退職いたします。」
失業保険
会社都合の場合
- 7日間の待期期間後すぐに受給開始
- 給付日数が優遇される(90〜330日)
特定理由離職者(通勤困難)
統合先への通勤が著しく困難(片道2時間以上等)な場合、退職勧奨を受けていなくても「特定理由離職者」として認定される可能性があります。
退職金の確認
支店統合に伴う退職の場合、以下を確認しましょう。
- 通常の退職金に加えて上乗せがあるか
- 早期退職優遇制度の対象になるか
- 退職金の計算方法(会社都合の支給率は自己都合より高い)
統合後のキャリア選択肢
- 統合先で継続勤務する
- 他の銀行・信用金庫に転職する
- 金融以外の業種に転職する
- 早期退職制度を利用して退職金を多くもらう