1年目で辞めたいと思うのは珍しくない
保育士資格を持ちながら保育士として働いていない「潜在保育士」は約95万人(2021年時点)。退職理由の上位には「給与が安い」「仕事量が多い」「人間関係」が並んでおり、個人の問題ではなく労働環境の構造的課題だ。
早期退職のリスク
| リスク | 影響度 | 対処法 |
|---|---|---|
| 「根性がない」と思われる | 中 | 退職理由の伝え方次第で軽減可能 |
| 次の就職先が見つかりにくい | 低 | 保育士の求人倍率は約2倍 |
| 退職金がもらえない | 高 | 多くの共済制度は1年未満は対象外 |
| 失業保険が受けられない | 高 | 被保険者期間12か月未満は原則不支給 |
失業保険の注意点
自己都合退職で失業保険を受給するには、離職前2年間に12か月以上の被保険者期間が必要。パワハラ等の「特定理由離職者」なら6か月で受給可能。
面接での退職理由の伝え方
| NG例 | OK例 |
|---|---|
| 人間関係が最悪だった | チームで連携できる環境で成長したい |
| 給料が安すぎた | キャリアアップできる環境を求めている |
| 教育体制がなかった | 研修制度が充実した施設でスキルを磨きたい |
辞める前のチェックリスト
- 有給休暇の残日数を確認したか
- 退職金制度の加入状況を確認したか
- 転職先の候補を最低3か所リサーチしたか
- 心身の不調がある場合、医療機関を受診したか
- 貯蓄が2〜3か月分の生活費を確保できているか
保育士1年目の退職は甘えではない。リスクを理解し、次のステップを準備した上で行動することが大切だ。