製造業・工場の退職届の書き方を、例文とテンプレート付きで詳しく解説します。

製造業の退職届の基本構成

製造業の退職届も基本的な書式は一般企業と同じです。ただし、宛名や所属部署の記載に注意が必要です。

宛名の書き方

勤務先の形態により宛名が異なります。

  • 本社採用の場合: 「○○製作所株式会社 代表取締役社長 △△ △△ 殿」
  • 工場独立法人の場合: 「株式会社○○工場 代表取締役 △△ △△ 殿」
  • 大手メーカーの工場勤務: 「○○株式会社 代表取締役社長 △△ △△ 殿」

注意: 工場長や班長ではなく、会社の代表者宛が正式です。ただし、工場長が事業所の代表権を持つ場合は工場長宛でも可。

所属の書き方

  • 「○○工場 製造部 第○課」
  • 「○○事業所 品質管理部」
  • 派遣の場合は派遣元の会社宛に退職届を提出

退職届と退職願のどちらを出す?

  • 退職届: 退職の意思が確定している場合(撤回できない)
  • 退職願: 円満退社を目指す場合(会社側の承諾を求める)

提出の手順

  1. 1 直属の上司(班長・組長・係長等)に口頭で相談
  2. 2 課長・工場長への報告(上司経由の場合が多い)
  3. 3 退職届を提出(総務課または人事部に提出)

製造業特有の退職時の確認事項

返却物

  • 安全靴・作業着・ヘルメット
  • 社員証・入門証・ロッカーの鍵
  • 工具類(会社貸与のもの)

寮に入っている場合

  • 退去期限の確認(退職日と同日の場合が多い)
  • 退去時の清掃・原状回復
  • 郵便物の転送届の手続き

期間工・契約社員の場合

契約期間の途中で退職する場合、原則として契約期間中は退職できません。ただし以下の例外があります。

  • やむを得ない事由がある場合(民法628条)
  • 契約開始から1年を経過している場合(労働基準法137条)
  • 会社側が合意した場合

よくある質問

Q. 派遣社員の場合、退職届はどこに出す? A. 派遣元(派遣会社)に退職届を提出します。派遣先の工場には提出しません。

Q. 有給休暇は消化できる? A. 有給休暇は労働者の権利です。退職日までに残りの有給を消化することは法的に認められています。